名古屋城西南隅櫓(せいなんすみやぐら)は名古屋城内で重要文化財に指定されている3つの櫓のひとつです。場所は大天守の南側にあります。
名古屋城西南隅櫓は名古屋城検定にもよく出題されます。ポイントはいくつかあるのですが、まず押さえておきたいのが外観と内部構造が違うという点です。
外観2階 内部3階
外から西南隅櫓を見た時は2階建てに見えます。
でも中に入ると3階になっています。建物の1階部分が2階建てになっており、その上にもう1階、合計3階の建物というわけです。
ここに注意!
名古屋城の西南隅櫓を含む重要文化財の櫓(他に東南隅櫓、西北隅櫓)はいつでも入る事ができません。通常は閉まっており名古屋城秋祭りなどのイベント時に内部公開されます。
あと消防法の規定で西南隅櫓の3階の収容人数はスタッフを含め9名以下になっていますので、内部公開の日はかなり並ぶことが多いです。私の経験談ですが午前9時の開門後、真っ先に登るのが待たずに入ることができるのでオススメです。
城主の御窓台
西南隅櫓は内部構造を見学するのがメインなので展示物は、ほぼありません。唯一の展示物が城主の御窓台(おまどだい)。もともと大天守の最上階(5階)から外を見る時に使う踏み台で、天守再建後、東南隅櫓に展示してあります。触ることはできませんが、これも貴重な史跡です。
所要時間と私の感想
西南隅櫓は御窓台みたいなものが無くても外を見渡す事ができます。これは3階からの景色です。内部の所要時間は写真を撮る時間で10~15分くらいです。あと前述しましたが、3階はスタッフ含め9名までしか滞在できないので行列ができる事も多いです。開門後に速やかに見学するのが並ばずにスムーズだと思います。