熱田神宮の草薙館で真柄十郎左衛門の真柄太刀を体験してきた感想

熱田神宮は古来より刀が多く奉納されてきました。だから宝剣が多いのです。その宝剣を一般公開している施設が令和三年(2021)に開館した草薙館(くさなぎかん)です。

>>草薙館 | 熱田神宮公式サイト

日本刀が好きな方はもちろん楽しめますが、戦国時代が好きな方にも立ち寄って見てほしいものがあります。それが真柄十郎左衛門直隆の真柄太刀(まがらたち)です。

真柄太刀とは

真柄太刀は越前(福井県)の戦国大名・朝倉義景に仕えた武将だった真柄十郎左衛門が合戦で使用したといわれる刀です。実はこの真柄さん、身長が七尺(2m10cm)だったらしく、当時はかなりの大男。その武器も、ものすごく大きなモノでした。

歴史で有名なのが元亀元年(1570)の姉川の戦い。現在の滋賀県東部で起こった合戦で、織田信長・徳川家康連合軍VS朝倉義景・浅井長政連合軍の戦いです。その合戦で真柄直隆がこの真柄太刀で暴れまわり、織田徳川連合軍を散々苦しめたといわれています。その太刀が後に熱田神宮に奉納され、レプリカを草薙館で持って体感できます。

草薙館へ

草薙館は有料施設で入場料はご覧の通り。でも拝観料割引があるので、これは忘れずに提示したいです。ドニチエコきっぷなどは週末に活用できます。

そして体験コーナー

草薙館は基本、写真撮影禁止の施設。でも体験コーナーは写真撮影ができます。まずは入り口にある神棚に参拝してから体験コーナーに望みます。

これは脇差(わきざし)と刀の重さを体験できるコーナー。実際に本物の日本刀を持つことができます。ケースの中から出せないようになっており、持ってみた重さを体験するものです。思ったより重い…

真柄太刀

いよいよ真柄十郎左衛門直隆の日本刀・真柄太刀を体験。ちなみに二本(二口)奉納されており、太郎太刀と次郎太刀があります。

【太郎太刀のスペック】

●拵(こしらえ)総長3.4m

●総重量10kg

これ、刀だっけ?

この太郎太刀、次郎太刀の真柄太刀を持つ体験コーナーは人気で、土日だと並んで体験する時もしばしば。入れ代わり立ち代わりチャレンジする若者たち。でもなにせ10kgもあるからな~また中央ではなく、柄の部分を持つから武器として使用する時の重さそのまま。よくこれで馬乗って戦場を駆け抜けたなと感心!

私の感想ですが、真柄直隆はあまり知られていない武将だとしても、この真柄太刀は是非、体験してみることをオススメします。その理由は合戦絵巻にも描かれている武将の日本刀(レプリカ)だからです。ちなみに本物は隣の撮影禁止ゾーンの展示室にあるのでお忘れなく。

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