名古屋市南区呼続に通る東海道と鎌倉街道、塩付街道を歩いた感想

愛知県や名古屋市の東海道や街道を歩く会、愛知ウォーキング街道巡りクラブで名古屋市緑区から熱田区の宮宿までの街道ウォーキングに行ってきました!

その途中、名古屋市南区呼続辺りは高台になっています。これが笠寺台地です。

さて、この笠寺台地には東海道のほか2つの街道が通っています。それが鎌倉街道、そしてもうひとつは塩付街道です。

地図でチェック!

これが名古屋市南区呼続周辺の地図。グーグルマップを活用させて頂いております。これを見ると南~北へ東海道が通っています。

それを横切る様に塩付街道、鎌倉街道が通っているのです。なぜこの様な現象が起きるのか?結論から言うと交通の要所だからです。

鎌倉街道

まず鎌倉街道とはわかりやすく言うと、地方から鎌倉に向かう道です。鎌倉往還(かまくらおうかん)とも言います。江戸時代に東海道が整備される前には関東に向かう道として多くの人たちが通りました。

ちなみに鎌倉街道は戦国時代にも多くの軍が通りました。例えば永禄三年(1560)の桶狭間合戦時に駿河・遠江(静岡県)の大名、今川義元が尾張に侵攻する時に通った道です。

塩付街道

尾張国(愛知県西部)で採れた塩を信州(長野県)へ向けて運ぶ街道です。信州は海が無いので塩が採れませんでした。そのため信州へ塩を運んでいたのです。そのかわり、帰りに山で採れる毛皮や農産物などを尾張に運んでいました。

今回は東海道を歩くウォーキング企画でしたが、いろんな街道を見ることができて良かったです。特に鎌倉街道は令和四年(2022)NHK大河ドラマ・鎌倉殿の13人で鎌倉が注目されているだけに、『この道を歩いて行けば鎌倉に着くんですか?』などの質問もありました。

私の感想ですが結論から言うと、鎌倉街道は分断され、開発により途切れているので、そのまま歩けば鎌倉に行けるというワケではありません。

でもこうやって、東海道以外の街道を知ることも街道ウォークの楽しみでもありますね。

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