中村遊廓の建物をリノベーションした蕎麦屋!中村区大門町蕎麦伊とう

名古屋市中村区大門町にある蕎麦伊とうは、かつて中村遊廓内にあった建物をリノベーションした蕎麦屋です。

>>そば伊とうの地図

>>そば伊とう公式サイト

中村遊廓時代の建物は少なくなっていますが、リノベーションして蘇ったのがこの店。遊郭時代には『牛わか』という妓楼(ぎろう)でしたが、昭和三十三年(1958)の売春防止法(売防法)施行直後、屋号はそのままでビジネス旅館へと転業。平成二十四年(2012)に蕎麦伊とうとして開業されました。

そして店内

メニュー表の裏側にあった建物の説明。名古屋市登録地域建造物資産五二号に登録された建物というのがわかります。

店内にはテーブル席のみ。天井や壁も落ち着いた雰囲気です。

今回は中庭が見えるテーブルに座る事ができました。今では見えませんが、向かいには座敷があったのでしょうか?

廊下の向こうには部屋もチラホラ。今でも使われているのでしょうか?もし使われているようなら団体客の食事なのでしょう。

手打ち蕎麦がうまい!

待つこと約10分。シンプルにもりそばの到着!スルスルっとイケる滑らかな蕎麦に香りのよいツユがよく合います。

こちらは天ぷら蕎麦。蕎麦と天ぷらが別盛りでした。

2つの注意点

そば伊とうに行くとき、注意しておきたいポイントが2つほどありました。まずは混むということ。開店は午前11:30で、私が来店したのが11:31分。しかしすでに店の中は満席で3組の待ちでした(笑)。いったいいつから並んでたんでしょうかね?

その日は日曜日でしたが、平日でも開店前に並ぶ店なので、確実に食べたいなら開店少し前に行ってみるとよいでしょう。

2つ目の注意点は、かけ蕎麦についてくる黒七味。これは山椒を使った七味で、味変に使いますが、これを入れるとツユの味が黒七味で覆われてしまうくらいインパクトが大きいです。だからオススメは3分の2ほ普通に食べて、の折3分の1くらいから使うのがよいでしょう。

ピアゴの屋上にも行ってみる!

蕎麦伊とうの道を挟んだ向かいにあるピアゴ中村店(スーパー)の屋上に行くと、かつての遊郭作りの構造を見ることができます。中心手前にあるのが蕎麦伊とうで、左右と奥の建物でつながっているのです。隣の建物には入ることはできませんが、これも貴重な構造を見ることができるポイントだと思いました。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする