なぜ名古屋城は土塀から槍が突き出ている?本丸の剣塀とは

名古屋城本丸の大天守と小天守の間をつなぐ塀をよく見ると、なにかギザギザの突き出たものが見えます。これを拡大してみると…

剣塀とは?

刀みないな槍の穂先の様なものが塀から突き出ています。じつはこれ、剣塀(つるぎべい)という侵入者を防ぐ工夫なのです。忍び返しとも言います。

もし名古屋城本丸への侵入者、例えば忍者が忍び込もうとします。でもこの剣塀を手で握った瞬間、手が切れて登るどころか落ちてしまいますね。

反対側の塀の軒先にも剣塀が仕込まれています。また間隔も狭く、槍の穂先みたいに両側が尖っているのでスパッと切れてしまいそうですね。

名古屋城検定にも出題される!

この名古屋城の剣塀は名古屋城検定初級にも出題されたことがあります。

名古屋城には、侵入者への備えとして、小天守から大天守に入る橋台(きょうだい)の西側と、本丸から御深井丸(おふけまる)へ出る不明門のある土塀の外側の軒桁(のきげた)に、槍の穂先を並べて忍び返しとしていたところがあります。この仕掛けを何というでしょう。

(1)雁木
(2)落狭間
(3)槍ぶすま
(4)剣塀

第13回名古屋城検定 初級

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